【ダイエットに効果抜群】ビーツの健康効果とおすすめレシピをご紹介します!
皆さんはビーツという野菜を知っていますか?我々がよく購入する玉ねぎやニンジン、大根等に比べると少しマイナーな野菜かもしれません。
そこで、今回はビーツの特徴について、様々な角度からご紹介していきたいと思います。
そもそもビーツってなに?

ビーツとは、日本ではよく「赤かぶ」とも呼ばれますが、まるでトマトのような真っ赤な実が特徴的な野菜です。
よく「赤かぶ」という呼び方からかぶの仲間だと思われがちですが、分類学では「アカザ科」という分類に属しており、例えばホウレンソウの仲間になります。
味は、ほんのり甘く比較的さっぱりした味わいです。
香りは、ビーツ特有の土の風味を感じることができ、この香りがクセになる方も多いようです。
食感は、生だとシャキシャキとした歯ごたえのある食感で、火を通すと、まるでイモ類のような柔らかい優しい食感に変わります。
続いて、ビーツの成分についてご紹介します。
まず、ビーツの栄養素ですが、非常に魅力的な栄養素を多く含んでいます。
1つ目は、ポリフェノールです。
ポリフェノールは、体内の酸化による疾病を防止する「抗酸化作用」が特徴で、最近では癌と酸化に関係性があることが分かっており、ビーツを食べることで癌の予防にもつながります。
2つ目の栄養素は、カリウムです。
カリウムは、体内で過剰に摂取した塩分(ナトリウム)を体外に排出する役割を持っており、近年の塩分量の多い食事が増えてきている中で、非常に健康効果の期待できる重要な栄養素です。
他にも、後ほどご紹介する食物繊維やビタミンC、葉酸など紹介しきれないほどの魅力的な栄養素を持っている野菜です。
最後に、カロリーについてご紹介します。
カロリーは100gあたりで計算されることが一般的で、ビーツの場合は41kcalになります。
他の野菜を見てみると、かぶは21kcal、大根は18kcalと数値だけ見ると、ビーツは比較的カロリーが高めに見えます。
しかし、ダイエットの観点で見てみると、ビーツの41kcalは決して高い数値ではなく、多くの栄養素による健康効果を考えると、むしろ他の野菜よりもダイエット効果の高い野菜と言えるかと思います。
そこで、次からは、ビーツのダイエット効果について見ていきたいと思います。
ビーツってダイエットに効果があるの?

ここでは、ビーツのダイエット効果について、色々な角度から見ていきたいと思います。
まず、カロリーですが、先ほどご紹介したとおり、100gあたり41kcalになります。
100gのビーツがどれくらいの量かというと、大きさによって違うので一概には言えませんが、私の感覚では、だいたいビーツの3分の1程度で100g前後のものが多い気がします。
他の野菜では、例えば、レンコンは66kcal、ごぼうは65kcal、玉ねぎは37kcal、かぶは21kcalとなります。
ビーツより低いカロリーの野菜もありますが、高すぎるわけでも無いような印象です。
また、後ほど詳しくご紹介しますが、ビーツの魅力的な味わいや風味、様々な栄養素がもたらす健康効果を考えると、この程度のカロリー摂取で多くの健康効果を得ることができることから、カロリー効率の良い野菜だと思います。
続いて、栄養素から見るビーツのダイエット効果です。まず1つ目は、豊富な「食物繊維」です。
ダイエットをしたことがある人は分かるかもしれませんが、体重を落とすのに大事なことは、もちろん運動や食事によるカロリーコントロールも大事ですが、「便秘解消」も重要なポイントです。
便通は、カロリー消費に重要な「代謝」に関係しており、また便そのものの重さも体重の増減に直結する要素となります。
ビーツに多く含まれる食物繊維は、便秘改善の効果が大きく期待できる栄養素です。2つ目は、豊富な「NO(一酸化窒素)」です。
あまり聞きなじみのない栄養素かもしれませんが、ダイエット効果を考える際には無視できない重要な栄養素になります。
NOの特徴は、血管を拡張させることです。これにより全身の血流が良くなり、その結果、筋肉や内臓の働きが良くなります。
筋肉や内臓の働きが良くなると、全身の活動量が増え、カロリー消費量の増加が期待できます。
以上のとおり、カロリー量や栄養素のもたらす効果を見てみると、ビーツはダイエットに効果がある野菜と考えてよいのではないでしょうか。
それでは、実際にビーツを食べる際はどのような調理方法で食べるのが良いのでしょうか。
そこで、いくつかおすすめのレシピをご紹介したいと思います。
ビーツのおすすめレシピ2選!
ここでは、ダイエット効果を考えた低カロリーレシピを中心にご紹介していきます。
1つ目は、「ビーツのスムージー」です。

これはビーツを生で食べる際には、ぜひとも1度は試してほしいレシピとなります。
材料は、ビーツ4分の1個、バナナ1本、ホウレンソウ半束程度、牛乳100ml、氷1~2個です。
作り方は非常に簡単で、まずは材料を小さめに切ります。そして、切った材料をミキサーにかけ、お好みの状態まで細かくしたらグラスに移して完成です。
ビーツ特有の鮮やかな赤色が、とてもおしゃれで可愛らしいスムージーとなっています。
実際に飲んでみると、程よい甘みと若干の野菜の渋みがバランスよく感じられ、心地よい喉越しが爽やかな気持ちにさせてくれます。
概算カロリーは約250kcalで、1食分としては、比較的低カロリーなレシピだと思います。
2つ目は、「ボルシチ」です。

これはロシアの定番スープ料理として知られており、またビーツと聞いたらまずボルシチを頭に思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
材料は、牛肉150g、ビーツ150g、玉ねぎ2分の1個、ニンジン3分の1個、水500ml、トマト缶150g程度、バター2かけ程度、サワークリーム大さじ1程度です。
作り方は、まず玉ねぎを薄切り、ビーツとニンジンを千切りにします。牛肉は必要に応じて1口大にカットします。
続いて、牛肉をサラダ脂で炒めます。
ある程度牛肉に火が通ったら、一度フライパンから降ろし、続いてカットした各野菜をバターで炒めます。
野菜を炒める際は、弱火でゆっくりと火を通すと甘みが増して美味しくなります。
最後に、炒めている野菜に牛肉を入れ、さらに水、トマト缶を入れて10分程度煮込みます。
ここで味見をしてみて、少し物足りないようでしたら、塩やコンソメ等で味を調整しても良いかもしれません。
味が決まったら、器に盛りつけて、上にサワークリームを乗せて完成です。
実際に食べてみると、ビーツの甘みとトマトの酸味、牛肉の旨味が絶妙にマッチして、非常に美味しかったです。
また、上に乗せているサワークリームが爽やかな味わいに変化させてくれて、良い役割を果たしてくれています。
概算カロリーは、こちらも約250kcalとなります。大変食べ応えがあり満足度の高い一品でありながら、野菜中心のレシピのため低カロリーとなっています。
いかがでしたでしょうか。
ビーツは、非常に鮮やかな赤色が特徴の野菜で、さらに豊富な栄養素と味わい、風味が魅力的なダイエットに向いている野菜だと思います。
カロリー的にも比較的低く、カロリーコントロールがしやすい食材です。皆さんもぜひビーツを食べてみてください。